カテゴリー: 今日の圃場総評

  • この業界、よくある勘違い

    「買ってきて設置したら、課題解決」という風説に疑問を持たないのか?

    「課題は見えているが、物理的に手が届かない」ことこそが問題の本質と捉える必要があるのだが、この業界に移ってからこのことを考える人物に会ったことがない。”そもそも何でそんな事になってんスカ?”と、思わない。「〇〇だから仕方ない」と秒で諦める┐(´д`)┌

    例えてみた

    まず、図面上どんなに優れたデザインの自動車でも、ボルトが回せないとか、手が入らないとかなら、エンジンが載らない

    100歩譲って、無理繰りエンジンが載ったとして、
    その車の性能を100%発揮できるインフラが在るんですか?
    それを事故なく操作できるパイロットは居るんですか?
    それに ”金を出して参加” するヒトはどのくらいのマスで居るんですか?
    それをする価値/重みは、ヒト・モノ・カネ・時間・場所・情報のどこに置きますか?何を目指しますか?

    翻って今一度、
    エンジンを載せるためにどうしますか?

    側面に穴開けるんですか?車体を広げますか?エンジンを小さくしますか?工具を考えますか?

    これら全て、『目の前の課題「車にエンジンを載せる」にフォーカスしたその場で取れる方法を、その場現場の判断で器用に小手先のパッチすることで、その後のアウトプットにどのように影響するのか考えておらず、設計者にフィードバックされてない歴史が積み重なることの弊害』を、設計者から作業者に至るまで全員が理解していない事が、この業界の病巣

    上っ面を一見して、見て分かる課題は
    「なんかモノを買ってきて上から貼付け設置したら解決」ではない。

    「同じことを100万回」行うのがこの業界。お得意の補助金使って万倍ハイパワーな機械を導入して、過ぎた自動化して、同じことを100万回行った結果、アウトプットがどのような曲線を描くのか、だーれも予測・考察していないんだもの┐(´д`)┌

    P.S.

    そもそも、課題の設定自体がトンチンカンな場合が多々ある件…

  • 今日の圃場総評:冷えと湿りの一日、静かな風の中で「4番」収穫を前に進める

    過去24時間の圃場は、ひと言でいうと「冷え込みと湿りが続き、動きは静か。でも作業は止めない」一日でした。

    気温は約-1〜11℃のレンジで推移し、平均は約4℃。日中は踏ん張れても、ふとした時間に冷えが刺さる感じが数字に出ています。湿度は7割〜ほぼ100%、平均で約84%と高め。空気が重く、葉や資材が乾き切らない「しっとりした圃場の表情」が続いたと読めます。

    一方で風は最大でも約8km/h、平均は約2km/hと穏やか。強い風に作業を振り回される場面は少なく、落ち着いて段取りを組める静けさがありました。照度は0〜約5万luxと振れ幅が大きく、明るい時間帯はしっかり明るい一方、暗い時間はしっかり暗い——当たり前のようで、冬場はこのメリハリが作業ペースに直結します。

    そんな中で「4番収穫開始♪」。この一行は、圃場のコンディションが揺れる中でも、やるべきことを前に進めた今日の象徴だと思います。収穫は“結果”が目に見える分、現場の士気をきれいに立て直してくれます。

    ただ、作業の足元でずっと引っかかるのが、メモにある品目転換の提案への距離感です。世の中では、物価やエネルギーコストの話題、制度や補助の見直しといったニュースが当たり前に流れます。でも圃場に立つ側からすると、転換の「提案」はしばしば、試行錯誤のリスクを現場が一身に受ける形になりがち。今日の冷えと湿りは、そういう違和感を余計に際立たせます。

    今日の総評は、環境は楽じゃないのに、現場はちゃんと進んだということ。数字が示す静かな厳しさの中で、収穫という確かな前進を積み上げた一日でした。

  • 今日の圃場総評:冷え込みと高湿の「静かな一日」、現場は“水”に振り回された

    今日の圃場を一言でいうなら、「冷え込みと高湿のなかで、成長は進むが“水”が主役になった日」でした。

    24時間のセンサーを見ると、気温はおおむね-1〜10℃で、平均は約4℃。冬らしい締まり方です。湿度は約61〜99%、平均約82%と高めで、空気が重たく感じるゾーンが長かった印象。日射(照度)は最大で約6.8万luxまで上がっていて、短い時間でも「光が入るときは入る」メリハリがありました。風は最大でも約8km/h、平均約1.7km/hと弱めで、圃場全体が落ち着いて見える反面、湿りが滞留しやすい空気感でもありました。

    作業メモでは、2番Aの小松菜が芽を出し始め、畑がちゃんと季節のリズムを刻んでいるのが救い。明日から収穫予定の4番Aも問題なしで、段取りの芯はぶれていません。ただ、今日を象徴したのは9番bの電磁弁故障による水漏れ対応。高湿の一日に“漏れ”が重なると、圃場の印象は一気に水寄りになります。設備が安定してこそ、作物の安定が続く——当たり前だけど、毎回現場で思い知らされます。

    そして私の反省として、朝の予実管理表の確認を忘れてしまいました。最近は世の中全体でも、物価やエネルギーの話題が日常に入り込んでいて、農の現場も「いつも通り」を守る難易度が上がっている感覚があります。だからこそ、数字の確認は、心を落ち着けて現場の優先順位を守るための“朝の儀式”にしたい。

    総評としては、作物は前へ、設備は要注意、そして管理は基本に立ち返る日。明日は収穫も控えています。水回りを整えて、圃場の呼吸を軽くしてあげたいです。